■熱田神宮

愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1番1号

  

 

祭神:熱田大神

相殿:天照大神、素嗚尊、日本武尊、宮簀媛命、建稲種命

 

 熱田神宮宝物館には皇室、将軍、藩主、一般の篤志家から寄進された約6,000点の資料を収蔵。

 古神宝、刀剣、和鏡、舞楽面、古文書、什器などには貴重なものも多く、国宝、重要文化財、愛知県文化財に指定されたものは176点。草薙神剣を奉斎する縁由から、刀剣類は特に多く、名刀の宝庫である。

 国宝 短刀銘「来国俊」、重要文化財 松竹双鶴文八稜鏡など。

 

 三種の神器の一つである草薙神剣を霊代としており、熱田大神とはこれを依りましとする天照大神のこと。草薙神剣は嗚尊が出雲で八岐大蛇から獲、天叢雲剣として天照に献上したもので、伊勢神宮に鎮祭されていた。これを日本武尊が東征のときに倭姫命から授かり、駿河國で草を薙ぎ払って賊徒を平定したことからその名がある。

 日本武尊は東国平定ののち、尾張國造の館に留まり、宮簀媛命を妃としたが、近江國伊吹山の賊徒平定に向かった時に病となり伊勢國能褒野で没した。宮簀媛命は草薙神剣を吾湯市の熱田に奉斎した。

 源頼朝は母が熱田神宮司の娘であることから外戚神として篤く崇敬した。

 

文献

熱田神宮宝物館パンフレット

〔縮刷版〕神道事典. 國學院大學日本文化研究所編, 弘文堂

 

 

 

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