■霧島神宮 鹿児島県姶良郡霧島町田口2608-5
祭神:天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊 相殿:木花開耶姫尊、天津日高日子穂々出見尊、豊玉姫尊、 鵜草葺不合尊、玉依姫尊、神日本磐余彦尊
瓊瓊杵尊が天降った高千穂の峰が霧島山とされ、その山麓に神社が祀られた。高千穂峰の頂上には日本三奇の一つである天の逆鉾があると言われる。 承和四年(837)八月に日向國諸県郡「霧島岑神」として官社に預かる。応和年間(961~963)に僧性空が入山し、堂宇を建立したと伝え、中世以降山岳修験の聖地となる。 何度か噴火の被害に遭い、文歴元年(1234)の噴火以後はしばらく社殿が失われたが、文明十六年(1484)に領主の島津忠昌が薩摩國姶良郡田口村に霧島西社を造営。さらに正徳五年(1715)再造したのが現在の社殿であり、第21代藩主島津吉貴公が寄進した。明治七年霧島神宮と改称。
文献 ソラタネ 2016.1 vol. 55 〔縮刷版〕神道事典. 國學院大學日本文化研究所編, 弘文堂 霧島神宮 http://www.kirishimajingu.or.jp/ |